平泉ユニバーサルデザイン観光シンポジウムを開催しました
- hiraizumi-ud
- 2016年2月4日
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2月2日(金)に「平泉ユニバーサルデザイン観光推進シンポジウム ~すべてのひとにやさしい平泉を目指して~」と題したシンポジウムを開催しました。雪が舞う中、平泉町内外から76名が参加してくださいました。
(主催者挨拶)
主催の平泉ユニバーサルデザイン観光推進会議会長である(一社)平泉観光協会の泉信平会長が、高齢化社会を迎えている中、平泉世界遺産5周年や希望郷いわて大会(全国障害者スポーツ大会)が開催される今年を好機ととらえ、障がい者や高齢者の受け入れ態勢の整備に取り組みましょう、とあいさつされました。

(基調講演)
行政説明をはさみ、いよいよ基調講演です。「バリアフリー観光が実現する、人にやさしいまちづくり ~集客力アップで、地域経済活性化~」と題して、NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長であり、日本バリアフリー観光推進機構理事長の中村元氏から講演をいただきました。
バリアフリーマーケットやパーソナルバリアフリー基準、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの運営など、数値や実例を用いた説明は明快でお話に引き込まれました。

(パネルディスカッション)
基調講演の後、パネルディスカッションを行いました。岩手県立大学社会福祉学部の狩野教授をコーディネーターに、車いす利用者の阿部容子氏、中尊寺執事長の清水広元氏、そば庵しづか亭の小林宏治氏、両磐地域まちづくり探検隊の神﨑浩之氏が、それぞれの立場から課題や取組などをお話しいただきました。
基調講演をいただいた中村元氏もコメンテーターとして参加し、平泉の取組に対して助言をいただきました。会場からは「弁慶とともに登る月見坂・車いす体験会」の継続やボランティアの活用、バリアフリーツアーセンターのような情報拠点の設置について求める声がありました。

パネリスト 阿部容子氏

パネリスト 清水広元氏

パネリスト 小林宏治氏

パネリスト 神﨑浩之氏

コーディネーター 狩野徹氏

コメンテーター 中村元氏
